RYT200の難易度や合格率・資格取得費用は?
全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター資格であるRYT200取得の難易度は?試験はあるの?課題は?合格率は?費用は?など入学前の不安にお答えします。また資格取得にかかる費用や資格取得後の更新について解説します。
ヨガインストラクターになるにはRYT200取得すべき?
ヨガインストラクターは国家資格ではありません。指導者になるために資格が絶対に必要ということではないということ。
しかしながら現状では多くの方が資格を取得してインストラクターを目指します。その理由は日本や先進国の多くが資格社会だからです。
「資格がないと信用してもらえない」「履歴書で落とされる」といった人柄や実力よりも先に資格がモノを言うところがあります。
企業に選べれる人材であることが最優先なので、ヨガスタジオやジムで働こうと考えている人は資格が必要だと言わざる得ません。
一方、ヨガインストラクターとしてフリーランスで活動する場合や自営業の方にとっては資格は看板(PR)であって集客できるかどうかどうかは実力次第といったところでしょう。この場合においても安心できる看板はあるに越したことはありません。
なお、RYT200という資格は全米ヨガアライアンスが認定するヨガインストラクターの国際ライセンスです。
同じヨガインストラクターの資格であっても国内限定の資格や、スクール限定の資格、または国際ライセンスなど種類が豊富です。
次の項で資格の種類についてご説明します。
RYT200を取得するメリット
ヨガインストラクターの資格は種類が豊富です。上にも述べたように国内限定の資格、スクール限定の資格、国際ライセンスなどに分けられます。
例えばあなたがヨガスタジオのオーナであるとします。インストラクターを募集した際に「ダイエットヨガインストラクター資格取得」と書いてある履歴書が送られてきました。
さて、このダイエットヨガインストラクター資格を持っているこのインストラクターは何ができると思いますか。
ダイエットヨガインストラクターという資格は国際ライセンスではないため、どのような勉強を何時間経て得られた資格かがわかりません。
認定している団体もわかりませんし、もしかすると3時間で完結する資格講座だったのかもしれません。3時間だとすれば難易度もゼロに近い資格ということになります。
ダイエットヨガインストラクター資格を取得していてもこのインストラクターのレベルが予想できないわけです。一方、RYT200資格は全米ヨガアライアンスが認定した学校によって確かなカリキュラムを200時間学んできた証拠になります。
すなわちRYT200インストラクターであればインストラクターのレベルを予想することができます。200時間という難易度の高い講座をクリアしてきたとしてして選ぶ側としても安心感があるわけです。
なお、200時間を学ぶ講座は様々あるヨガの資格講座の中でも最も長い時間学び・経験する講座ですから相応の知識や技術を習得したものと理解されています。
RYT200は難しい?難易度や合格率は?
RYT200資格は難しいのでしょうか。長年ヨガを経験してきた人でないと受けられない資格講座なのでしょうか。答えはNOです。ヨガの本質を基礎から学ぶことができる。これがRYT200講座です。
もちろんヨガの経験がない状態からスタートするよりある程度経験してから始めると、頭も体も理解がスムーズに進むと思います。勉学とは違い、ヨガは学んだことを体を使って理解していきます。
例えばヨガには呼吸法が大切なのですが、座学では呼吸のメカニズムや呼吸器官の仕組みを学びます。
同時に実技を通してヨガの動作に合わせた効果的な呼吸法を実践していきます。
「ヨガ教室に行っていてもいつになってもポーズがしっくりこない。呼吸のタイミングがわからない」
こういった声をよく聞きます。
実はヨガを本質的に学ぶ(体験して理解する)ためには実技だけではなく座学で得る専門的な知識が必要になるわけです。
決して難易度が高いポーズができることを目指しているわけではありませんし、柔軟性を高めることを目標にしているわけでもありません。
知識を備えた本質的なヨガができるようになると受難性やポーズの習得は自然と伴ってきます。
RYT200は合格か不合格かという点数やレベルで切り落とすような講座ではありません。
授業に集中して楽しんで、カリキュラムにある必要な経験を経るだけで大丈夫。合格率ですが、講座をドロップアウトしなければ問題はありません。やる気と継続力次第です。
RYT200講座は内容の難易度ではなく、200時間という長期間を要するという意味の難易度と理解したほうが正解だと思います。
アヤボディアーキテクチャーのカリキュラムを見てみるhttps://www.aya-bodyarchitecture.net/schooling/curriculum/
資格はマストではない・が
ヨガインストラクターになるために資格は必須ではありません。しかしながら、知識や経験が問われる職業です。ヨガを昨日始めた人が教えられるかというと残念ながらそうではありません。
さらに、一般の人にヨガインストラクターとしての信頼を得るためにも資格は必要だと思います。
私も長年ヨガを教えていますが、インストラクターができるか否かという分かれ目は「自信」の有無だと感じます。知識と経験を経てこそ自信がつきます。この自信をつけるために持つべきものが資格です。
また、資格を得るためにはヨガの基礎や指導者としてのメソッドを学びますので自然と「技術=自信」がついていきます。
では、どれくらい学び・経験すれば自信が付くのかというところですが、全米ヨガアライアンスのインストラクター資格であるRYT200であればおおよそ200時間の学びを経ることができます。
ヨガの資格の中でもとびぬけて長い時間しっかりと学ぶ資格講座です。
全米ヨガアライアンスは200時間の内訳を定めています。内訳には2種類あり、コンタクトアワーとノンコンタクトアワーといいます。コンタクトアワーとは講師と接して学ぶ時間のこと。
ノンコンタクトアワーとは自主練習など一人で練習や勉強をする時間を言います。200時間のうち185時間はコンタクトアワーでないといけません。
185時間という長い期間を通して知識と技術を身に着けていくわけですから、数時間で終わってしまうティーチャートレーニングとは各段の経験値=自信が身につきます。
※しかし、現在はCOVID-19への対策として2023年末まではすべてのカリキュラムをオンラインで受講しても良いという対応をしています。2024年以降は200時間のうち15%は対面授業でないといけません。
RYT200の費用
講座費用の相場は30万円~50万円程度です。ただし注意したいのがRYT200のうちの「100時間」「50時間」というように小分けした講座も存在します。小分けしたものを200時間分集めないと資格は取れないといったプランもありますので他より安いな?と思った時には確認してみましょう。
また、オンラインだけで学ぶ講座や録画データを見て学ぶ講座、DVD講座などの非対面講座なのか対面講座なのかによっても費用は異なります。
資格を発行している団体である全米ヨガアライアンスは対面授業で学ぶことを重視しており、2024年以降は非対面だけで学ぶことを禁じていますので注意が必要です。
RYT200講座を修了した後に全米ヨガアライアンスにRYT200資格を申請します。その際にRYT200申請料金と登録料(併せて1万円~1万5千円程度/為替による)が必要です。
全米ヨガアライアンスのサイトを通じて自分のアカウントを作りクレジットやPAYPALで支払いをします。毎年更新する場合は更新料(7千円程度/為替による)が必要です。
まとめ
RYT200やRYT500ヨガインストラクター養成講座を受けようか、、と考えている方。RYT資格講座は難しいものではありませんし、頭の良さや運動神経を問うものでもありません。ヨガが好き。これだけが受講要件です。アヤボディアーキテクチャーのRYT200講座には中学生の親子や定年退職後のエネルギッシュな生徒さんがいらっしゃいます。また、受講生の半数以上がヨガ初心者です。とにかくヨガを知りたい・ヨガが好きという人であれば必ずRYT200資格は取得できます。
RYT200講座について質問してみるhttps://www.aya-bodyarchitecture.net/contact/
ヨガインストラクターの資格について知っておくべき必要なこと【コラムを読む】https://www.aya-bodyarchitecture.net/column/%e3%83%a8%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%82%af%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%ae%e8%b3%87%e6%a0%bc%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8f/
筆者 株式会社アヤボディアーキテクチャー代表取締役 橋本彩
「生活にフィットするヨガを」を理念にヨガインストラクター養成校を経営。
2007年以降、卒業生は数千人を超えました。
卒業生が今のヨガ界をリードしています。