ヨガ資格は働きながら取得できるのか?
ヨガの資格を働きながら取得することは可能です。そして資格取得後は副業としてヨガインストラクターをすることもできます。ヨガの資格には対面授業でとるものやオンライン授業、録画タイプなど様々な方法があるのでこのコラムを読んでいただければ自分に合った方法が見つかるはずです。
働きながらでもヨガインストラクターの資格取得ができる理由
10年以上も前の話ですが、その頃はヨガの資格をとるためには
合宿という選択肢しかありませんでした。しかも国内の合宿が年数回。
あとは海外の養成校を狙うか海外での合宿を選ぶか・・。
合宿で200時間をこなそうと思うと10日間×2回という
すさまじい予定調整ストレスと戦う必要がありました。
10日間を年2回も休むなんて・・働きながら・・可能でしょうか?
私は会社員とヨガ資格の同時進行をあきらめ、会社を辞め、
合宿で資格を取ることにしました。
あの頃は独身でしたが、もしも子供がいて子育てをしながらと考えたら・・
もうスケジュールの段階でRYT200資格の取得の可能性は
ゼロパーセントでした。
それに比べ今は資格を取得する選択肢があります。
短期合宿なのか、海外合宿なのか、通学なのか、オンラインなのか、
通学とオンラインの組み合わせなのか。
今は誰も資格取得をあきらめなくていいわけです。
スケジュールや費用など物理的なことで資格取得をあきらめたくない!
その気持ち、痛いほどわかります。
今は、自分が無理したりあきらめるのではなく、
自分の生活スタイルや経済面にフィットする養成講座を選べる時代です。
働きながらヨガ資格を取得する方法1
<通学で自分のペースを大切に>
通学コースで学ぶメリットは自分のペースが保てること。
疲れていたり気分が乗らないときもあります。
そんな時は2週間いえ、一か月。あいだをあけても良いと思います。
ヨガはゆっくり学べば時間をかけるだけ気づきや体の変化が大きくなります。
アヤボディアーキテクチャーでは半年から
1年半をかけて自分のペースで学んでいる方が半数以上。
残りの半数は開講しているところを急ぎで取っていく純短期タイプ。
それでも2~3か月かかります。
通学コースであっても〇月〇日までに
この講座を受けないといけないとか、
〇月〇日~〇月〇日の期間制というような学校もあります。
一方、アヤボディアーキテクチャーのように一年を通して開講していて、
好きな時に受け進めていく(単位を取っていく)スタイルの学校もあります。
シフト制のお仕事だったり育児中の方は
スケジュールの見通しが不安定ですよね。
そういった方は年中開講の通学スタイルであれば
ストレスなく資格取得が目指せるのではないかと思います。
働きながらヨガ資格を取得する方法2
<合宿で旅行気分も味わいたい>
合宿で資格をとる場合は、どこかに泊まり込んで朝から晩までヨガを学び、
ヨガを実践してという日程になります。
RYT200資格であれば200時間をこなすため、
かなりタイトなスケジュールになることが予想されます。
体力や気力に自信のある方におすすめです。
一方、沖縄や海外などリゾート気分が味わえるメリットがあります。
合宿期間中、限られた時間に学びと実践を詰め込んでいきますので、
合宿後に自分自身で復習やブラッシュアップをする必要があると思います。
RYT200資格であれば例えば10日間の合宿を2回と
いうようなプランになりますので、
数か月前から長期休暇を取る準備をしておきましょう。
働きながらヨガ資格を取得する方法3
<オンラインと通学を組み合わせて>
コロナ渦を経てオンラインで資格取得を目指すコースが増えました。
しかしながら2024年以降は100%オンラインは認められません。
対面で学ぶ時間を15%以上含まなければRYT200資格は認められません。
そこでオンラインと対面を組み合わせる
ハイブリットがメジャーになってきました。
カリキュラムの充実とスケジュールの柔軟性という
二つのメリットを兼ね備えたスタイルです。
ヨガは座学だけで理解できるものではないと思っています。
やはり対面で人を触り、または触られて、
どんなことを感じるか・思うかといった
五感を働かせた経験が技術の習得にダイレクトに影響していきます。
オンラインの場合もアーカイブやDVDを見るのではなく
zoomなどでリアルタイムで講師と先生がつながり
質疑応答をしながら授業が進むライブ授業が好ましいと思います。
働きながらヨガ資格を取得するのための選び方と注意点
目的で考える
目的で講座を選ぶときに最も重要なことは
「その資格をとって何ができるようになるか」です。
ヨガの資格(RYT200)とひとまとめにしても、
講座を提供している学校によってカリキュラムは異なります。
「カリキュラム=何ができるようになるか」なので、
事前にカリキュラムを確認しておくことが大切です。
私はRYT500資格をインドで取るぞ!と
意気込んでインド北部のリシケシに行きましたが、
結果ディプロマはもらえませんでした・・
学校自体が怪しいところもあります。
ウェブサイトに十分な情報がない場合は注意してください。
例えばカリムラムがすべて解剖学だったとか、
実技しかしなかったということもあります。
バランスよく学ぶことがヨガの習得には重要です。
ワークスタイルで考える
今の仕事や生活様式を大幅に変更しなければ
資格取得が望めないというリスクの高い資格講座はお勧めできません。
現状維持できてプラスアルファヨガの資格が取れる。
これが理想的です。
今の仕事や家族に無理をして資格を取ったとしても、
どこかで問題やストレスが生じてきます。
またそれが新たなプレッシャーとなる可能性もあります。
ヨガとは「心と体の健康を維持するための知恵」。
これから講座を通して
人生をよりよくするための座学と実技を学んでいくのですから、
自分自身の環境を快適な状態にしておくことも大切です。
ヨガレベルを考えるなど
レベル別に・・これはあまり考えなくて良いと思います。
ヨガはレベル1の次にレベル2というような
段階的に学ぶものではないと考えます。
必要なのは経験の数です。
難易度とかレベル別に学ぶのではなく、
今すぐできる経験をできるだけたくさんしてほしいと思います。
そして経験の数が増えていくと知識や技術が
ネットワークのようにつながり理解や納得の数が増えていきます。
RYT200とRYT500どちらにしようか迷っている方もいるかもしれません。RYT500のほうがレベルが高い?と思うかもしれませんが、
アヤボディアーキテクチャーではRYT500(RYT200)です。
RYT500の中にRYT200を含むという形です。
RYT500のほうがより広範囲に学べて各種資格がとれるというイメージです。
※RYT500にRYT200や他資格を含まない学校もありますので確認しましょう。
例外としてはアシュタンガヨガを学ぶときは段階的に学ぶ必要があります。
アシュタンガヨガは最も伝統的で古典的なヨガのスタイルです。
練習するポーズの順序が決められていてそれを覚える必要があります。
そのためポーズの順序が遵守されている
アシュタンガヨガにおいては段階的に練習をする必要があります。
働きながらヨガ資格取得したい人におすすめコース
働きながら資格取得を目指す方には
通学とオンラインの組み合わせのスタイルがお勧めです。
「急に仕事が!」「急にお迎え依頼が!」「急に大雨が降ってきた!」
こういった想定外が起こった時も
オンライン授業と通学という選択肢があれば安心です。
また、「急に時間ができた」ときに学校に立ち寄ったり、
カフェからオンライン授業に参加したり。
こういった空き時間を有効活用することができるので生活にゆとりが。
時間も心もカツカツで学ぶのではなく、
ゆとりと安心感を持ちながら確かな学びと自信を得てもらいたいと思います。
筆者 株式会社アヤボディアーキテクチャー代表取締役 橋本彩
「生活にフィットするヨガを」を理念にヨガインストラクター養成校を経営。
2007年以降、卒業生は数千人を超えました。
卒業生が今のヨガ界をリードしています。